- 「希望と少し違っても興味を持ったら、とりあえず応募したほうがいい」と言われるけど実際どうなんだろう
- 志望動機を考えていない状態で「とりあえず応募しておく」でも大丈夫?
- 実際にみんなどのくらい書類応募しているのか知りたいな
こんな疑問に答えます。
どうも、PENです。
2回転職して、次が3社目になる会社員です。
これまでに、アパレル販売員→ インターネット広告代理店 → IT系ベンチャー企業 と転職してきており3社目になります。
僕は転職活動し始めの時は、「そもそも応募する際は職務経歴書だけでよいのか」と疑問を持っていたり、「『書類はとりあえず応募したほうが良い』と言われるけど本当か?」と少し疑いつつ転職活動を進めていました。
就活の際は念入りに履歴書を書いたり志望動機を考えるので、そう思うのも仕方ないですよね。
ただ、実際に転職活動をしてみると、きちんと職務経歴書を書いていれば「とりあえず応募する」で問題ないですし、むしろその方がよいと感じました。
この記事では、「とりあえず応募したほうが良い」と言われる理由や、応募する際の考え方・応募の目安数、応募する際に注意すべき点などについて、経験談を交えながら書いていきたいと思います。
転職活動が初めてで、これから書類応募を進めていきたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。


目次
「とりあえず応募したほうが良い」と言われる理由
結論、転職できる可能性が上がるからです。
僕も2回転職活動しているのですが、書類は思ったように通らなかったです。
最初は、特に気になる企業に絞って5社くらい応募しましたが、1社だけ通り、そのほかは返信が無いかお祈りメールでした。
なので大体書類の通過率は20〜30%くらい。
書類に通過しても内定まで行けるかどうかは別問題なので、通過率から逆算すると2~3倍ほどは提出する必要があるという感覚でした。
志望動機を考えていないまま「とりあえず応募」でも大丈夫なのか?
気になるところですが、個人的な印象としては全く問題ないかと思いました。
企業側は、おそらく職務経歴書の経験やスキルをベースに判断してるので、「とりあえず応募」されることで迷惑に感じることはないのだと思います。加えて、企業側は人を採用する必要があり、人材を欲しているのですから、応募してくること自体を迷惑に感じることはないかと思います。
相手側も書類選考することには慣れているはずなので、書類を確認して求めている人材ではないと判断したら通過しないと思いますし、逆に経験やスキルがマッチしていれば企業側としては「良い人材が見つかった」となるのかなと思います。
志望動機に関しても、詳細は後から考えればよいので、応募する際に「その企業の惹かれた部分」くらいはなんとなく頭に残しておくとよいでしょう。
志望動機の作り方・考え方はまた別記事で紹介したいと思います。
「とりあえず応募」して転職した経験談
参考までに、僕自身の転職活動時の各数値を出してみました。
- 書類応募:15社ほど
- 書類通過:5社
- 面接:5社
- 内定2社(内定もらった会社の志望度が高かったため、残り3社は面接結果待ちの段階で辞退)
概ねこんな感じになるんじゃないかな〜と思います。
書類の通過率が30%前後、書類通過後は内定までは40%前後くらいのイメージです。
「とりあえず応募」の目安数と応募基準
書類応募の目安数
よく言われる数かもしれませんが、少なくとも5社、可能であれば10社程度は応募しておいたほうがよいかと思います。
通過率をそれぞれ逆算していくと概ねそのくらいの数字になります。
下記はマイナビエージェントが出している数値です。
マイナビエージェント(人材紹介)で転職活動を行い、内定を得た人たちのデータによると、応募して書類選考を通過する確率は30%、そこから一次面接を通過する確率は30%、その後最終面接を通過し、内定を得る確率は50%でした。 https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/naiteisha
下記のようになるイメージです。
書類応募:10社
↓ 30%
一次選考:3社
↓ 30%
最終面接:約1社
↓ 50%
内定:約1社
もちろん、各企業で募集しているであろう人数によっても通過率は変わりますし、自身のスキルや経験によっても変動することは考えられます。
そのため、あくまで平均的な数値をベースに考えると上記のような数値感になるということです。
応募する時の基準
僕は応募するときにいくつか基準を決めていました。
明確な数値でなく、感覚的なものも含まれますがざっくり下記のイメージです。
- 年収最低〇〇万円以上
- デジタルマーケティング職
- その会社からのみ内定が出た際に入社しようと思えるか
重要なのは、その会社からのみ内定が出た際に入社しようと思えるかどうかだと考えています。この気持ちが全くないまま応募はあまりしないほうがいいかと思います。
ただ注意点として、選考が進んでいくと考えが変わることは往々にしてあります。
もともと志望度が高かった会社が面接を受けてみると意外と印象がイマイチだったり、逆に微妙かなと思っていた会社がすごく良く思えることがあるということです。。
なので、あまり期待はしすぎず、逆にネガティブにも捉えすぎず、求人内容を情報として受け取り客観的に見て判断していただければと思います。
「とりあえず応募する」のメリット
転職できる可能性が上がる
冒頭でも書きましたが、応募数を増やした方が、選考に進める可能性は上がります。
書類選考通過率はそれほど高くないため、一定の母数を確保しなければ面接に進める企業数が少なくなってしまいます。
もちろん、状況次第はあるので一概にはいえませんが、一般的な数値から考えると10社前後は応募した方がよいと言えると思います。
時間を効率的に使える
個人的にはこのメリットが一番大きいと考えています。
仮に5社書類を出して1社が最終選考まで進んだとして、他に応募をしていないとその1社で落ちてしまった場合に、転職活動が振り出しに戻ってしまいます。
そこから書類応募からやりおなすことになるので、時間的にとても非効率なやり方になるのです。
社会人、特に就業しながら転職活動をしている人は時間が限られると思うので、効率よく転職活動を進めることは非常に重要です。
なので、2~3社くらい最終面接にいけるように逆算して10社程度は応募した方が、落ちた際のリスク軽減になるため、そういった観点でもある程度応募数は確保したほうがよいでしょう。
書類選考の傾向が分かる
10社くらい応募をしておくと、自身の職歴、経験、スキルでどういった企業だと選考が通るか、なんとなく見えてくることがあります。
自身の職歴、実績、スキルでどの程度の企業であれば通りそうかといったことです。
ちなみに見えてこないこともあります笑
ほぼ未経験の職種で求人票に記載の年収も高いけど、通るといったイメージです。
そういった企業には僕はなんとなく違和感を覚えるので、面接の際に注意していろいろ聞いたり、念入りに情報を調べるようにしたりします。余談でした。(めちゃくちゃホワイトで給与も良い、穴場みたいな会社の可能性もあります笑)


「とりあえず応募する」のデメリットと注意点
転職活動の効率が落ちることがある
書類を応募しすぎても問題が発生することはあります。
面接に進むことができる企業数が多くなりすぎたことが原因で、
- 面接日程の調整が大変になる
- 選考企業で都度対策するのに時間がかかる
- つまり一企業に割ける時間が減ることになる
といった状況が考えられます。
企業ごとに対策が疎かになって、面接対策が不十分では本末転倒です。
そのため、例えば予定より書類選考がスムーズにいき、面接を受けることができる企業が多い場合は、必要に応じて辞退もするとよいでしょう。
またいずれにしても10社ほど応募すると、面接の日程を調整したり、辞退の対応をするのは、結構大変なので、僕の場合は転職エージェントに任せていました。
事務手続きの部分に時間をかけるのではなく、企業のことを調べたり、面接対策をするのに時間を割いた方が効果的だからです。
好みがありますが、エージェントを利用すると転職活動を効率的に進めることができますので、転職に慣れていない人はぜひ利用してみてください(無料です)。
まとめ:書類応募が転職の第一歩
転職活動で「とりあえず応募は良いの?」という点についてまとめてきました。
書類応募は転職成功の第一歩だと思うので、ぜひ重く考えすぎず、まずは興味のある企業に出してみてもらえればと思います。
転職活動がうまくいくことを願っています!
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転職活動で利用したエージェント紹介
最後に簡単に僕が利用したことのある転職エージェントの紹介です。
転職の際はエージェントに履歴書と職務経歴書を添削してもらった上で、書類提出し面接に望みました。
下記のエージェントはどれもテレビCMしてるくらいには有名ですし、1つくらいは登録していて損はないかなと思います。
もちろんすぐに転職予定のない方でも使えます。
僕は転職活動を2回しているのですが、特にリクルートエージェントとビズリーチ(経由でワークポート)にお世話になりました。フルリモートの求人を探していたのですが、自分で探すのは難しく、エージェントに相談してみたところすぐに5つくらい出してくれて、そこでいいところがあったので転職することにしたりという経験もあります。
- リクルートエージェント
→ 求人数が多いのでいろんな選択肢から企業選びやすい。非公開求人が多いのでエージェントに登録して紹介してもらうと良い。
- ビズリーチ
→アカウント作って履歴書・職務経歴書登録しておくと企業から直接声かけてもらえたり、転職エージェントからアプローチがある。企業は大手・ベンチャーもどっちからも来るのでおすすめ。
- マイナビエージェント
→ 第二新卒や20代~30代前半など、転職経験が少ない方向け。個人的に初めて転職する人にとてもおすすめ。
特にビズリーチはカジュアル面談のような形で企業側からも声をかけてもらえたりするので、個人的には本格的に転職活動を始める前に登録しておくのがおすすめです。
よかったら利用してみてくださいね。