・アパレル店員として働いているけど、このまま販売員を続けていけるのか不安、、、
・給料も上がらないし、アパレルは衰退するって聞くけどどうなんだろう?
こんな悩みに答えます。
この記事の内容
- アパレル店員を続けるリスク
- アパレル以外のキャリアとは?
- 選択肢は広げておくべき話
アパレルで数年働いていると、「本当にこのまま、ここで働いていくべきなのか」、不安になることってありますよね。
僕自身も、大手でアパレルで3年ほど働いていた経験もあるので気持ちがすごくわかります。
僕は、3店舗経験して、アルバイトから店長代行の仕事までしていました。
その過程でキャリアについて色々悩みましたし、考える機会がありました。
そこで、この記事では「アパレルの販売員で働き続けるリスク」と「その解決策」について書きました。
僕の経験やアパレルで働いていた知人の話なども盛り込んでいるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アパレル店員を続ける際に考えておくべき3つのリスク

アパレル店員を続けるに当たって知っておくべき3つは下記の通りです。
- 給料が頭打ちになること
- 年齢に合わせてブランドを変えること
- アパレル業界自体が衰退傾向にあること
解説していきます。
給料が頭打ちになること
アパレル店員として働き続けることを考えたときに、給料のことは気になりますよね。
結論としては、キャリアアップしなければ給料は頭打ちになります。
なぜなら、店舗運営にあたって、スタッフに支払われる人件費の予算が大方決まっているからです。
会社は利益をあげたいので、店舗として売上や利益が大きく上がっていない限り、基本的に給与があがることはないと考えていいでしょう。
後述しますが、給料を上げたいなら、店長やさらに上のエリアマネージャーなどになるか、転職しなければならないです。
年齢に合わせて、働く場所を変えること
次に、販売員を続けるにあたって、悩みの多い、年齢の問題についてお話しします。
結論としては、ブランドのターゲットとなる顧客の年齢層に合わせて、転職を行った方がいいです。
イメージしてみて欲しいのですが、若者が着るようなトレンド性の高いブランドに、30~40代の男性の店員が店頭に立っていたら、おかしいと感じますよね。
そのため、アパレルの販売員は、自分の年齢に合わせて、ブランドを変える転職をしていくことが必要です。
例えば、老若男女、年齢層の幅広いブランド(ユニクロやしまむらなど)であれば、長い間続けていくことも可能ですが、
そうでない場合は、自分自身の年齢に応じて転職を行う方が、販売員として適切なキャリアになります。
アパレル業界自体が衰退傾向にあること
最後にアパレル業界の事情について少し触れたいと思います。
アパレル業界の現状としては、やや衰退傾向といった感じです。理由は2つあります。
1つ目は、日本全体に言えることですが、そもそも人口が減少しており、服を買う人が減るからです。
2つ目は、EC比率が高くなるので、店舗の需要が減る可能性があるということです。
2つ目に関しては、業界全体の売上が下がる要因ではありませんが、販売員として働き続けることを考えると、店舗スタッフの求人や需要が下がる可能性は考慮しておいた方がいいと思います。
販売員以外のキャリアも真剣に考えるべき

アパレルで販売員を続けるリスクを踏まえて、販売員以外のキャリアを考えておくことも大切です。
あなたの悩みは、以下の3パターンどれに当てはまりますか?
- 「アパレル」という「業種(業界)」に不安がある
- 「販売員」という「職種」に不安がある
- 「両方不安」
自分の悩みをはっきりさせることはとても大切です。
なぜなら、この理由によって取るべき対策が変わるからです。
補足ですが、「業種」と「職種」についての違いがわからない方は、こちらの図を参考にしてみてください。

業種とは、「働いている企業がどのような分野の商品やサービスを扱っているか」のことです。
業界とも言います。服を扱っていればアパレル業界、病院などであれば医療業界といった感じです。

一方で、「職種」とは「個人がどのような仕事を行なっているか」です。
業務内容で分けられます。
服をデザインしていればデザイナー、書類の整理などを行なっていれば事務員みたいな感じです。
これを踏まえると、アパレルの販売員は、
アパレルという「業種(業界)」の販売員という「職種」で仕事をしている
ということになります。

アパレルという業種に不安がある
こういう人は、正直、転職すべきだと思います。
今いる企業でキャリアアップしても、アパレル業界ということに変わりありませんからね。
具体的な販売のスキルが活かせる転職先は
- ラグジュアリーブランド
- 自動車
- 総合スーパー
このあたりかなと思います。
アパレル業界同様に、人口減少という条件は変わらないですが、ラグジュアリーブランドは比較的顧客の年齢層も高いですし、アパレルでの接客スキルも活かせます。
自動車業界は、顧客の年齢層が広く、これからは電気自動車などの需要も増えるはずなので、業界としてはいいのではないかと思います。
僕の知人にも自動車業界に転職した方もいます。
「販売員」という「職種」に不安がある
この場合は、2つ方法があると考えています。
- 社内で異動を希望する
- 転職して別の職種につく
1つ目の方法として、社内で異動の希望を出して、本社勤務にチャレンジするのも1つの手です。
そのタイミングで職種を変えます。具体的には、MD(マーチャンダイズ)、広告・企画、マーケティングなど。
2つ目の方法は、転職して別の職種につくことです。
このパターンの場合、あなたが興味のある職種を探してみるといいです。
職種の探し方は後述します。
両方不安という方は
両方不安という方は、まず店長などを目指したキャリアアップを考えることが先決です。
今いる場所で最大の成果が出るように努力した方が、その後のキャリアにつながります。
理由は簡単で、社内異動でも転職でも、やりきった経験や数値成果を出した経験は、有利に働くからです。
やりたいことが見つかった時に、それを実現できるようにするためにも、現在の積み重ねが大切です。
キャリアを考える際には選択肢を広げておくことが大切

悩みがなんにせよ、キャリアの選択肢を広げておくことが大切です。
具体的には、他の業種や職種を定期的にチェックしておくことです。
少し前にトヨタの社長が「終身雇用が限界」と言っていたように、今の世の中、アパレルに限らずいつ仕事がなくなってしまうかわからない状況です。
正社員だから安心、辞めなければ同じ企業でずっと働けるというわけではないということです。
まだ実感は少ないかもですが、正社員という雇用形態が当たり前ではなくなったり、逆に転職が当たり前になる時代が来るということです。
だからこそ、「世の中にどういう仕事があるか」や「自分の市場価値はどのくらいなのか」を常に知っておくことが大切なのです。
リクルートやマイナビなどの大手就職・転職サイトを見ると、世の中にはどんな業種や職種があるのか、すぐにチェックすることができます。
これを知っておくだけでも、自分の選択肢を広げることができるので、自分の目で確認しておくことが大切です。
まとめ:キャリアを真剣に考えないといけない時代です
僕自身も自分に言い聞かせているのですが、これからは本当に「キャリアを真剣に考えないといけない時代」です。
おそらく、この記事を読んでくれているあなたは、アパレルや自分の将来について真剣に考えている方だと思います。
アパレルで販売員を続けるにしても、違う道を選ぶにしても、定期的に自分のキャリアを見直しながら、行動していくことが大切です。
僕も引き続き、頑張っていきます。 一緒に頑張りましょう!
それでは。
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アパレルを辞めて、別の仕事を探したい!という方へ。
僕が退職に至った経緯や、具体的な転職方法をこちらの記事でも書いています。
「違う仕事もチェックしてみたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
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