・アパレル店員として働いているけどのあんまり給料が上がらないのはなぜ?
・年収をアップさせるにはどうしたらいいんだろう?
こんな悩みに答えます。
どうも、ぺんといいます。
新卒でアパレル店員として働き、3年ちょっとで転職をしました。現在は3社目です。
筆者の経歴
新卒でアパレル店員 → 第二新卒でインターネット広告代理店に転職 → IT企業にWebマーケティング担当として転職
アパレルの仕事って大変な割に給料低いと感じることはありませんか。
繁忙期は朝から晩まで働かないといけないし、連勤も多い。
その上給料も上がらないと、なかなかモチベーションを維持して働くことはできませんよね。
この記事では、僕の経験や実際のアパレル店員の実情も踏まえつつ、アパレル店員の給料の現状と、年収をアップさせるための方法について紹介していきます。
アパレルで働き続けることに不安があったり、給料を上げたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
- アパレル店員の給料が低い理由
- 年収を上げるための2つの方法
- 転職も検討しようかな?という人へ
ちなみに「転職も検討していこうかな?」と思っている人向けに【アパレル店員の経歴を活かす方法や転職時のPRポイント】を下記の記事にまとめているので、是非合わせて御覧ください。
目次
アパレル店員の給料は低い
残念ながら、アパレル店員の給料や年収が低いのは事実です。


この図は、販売員やワープロオペレーター、デザイナー、看護師、エンジニアなどの各職種の給与についてまとめたグラフです。
厚生労働省が出している「平成30年賃金構造基本統計調査」の数値を元に年収を算出したものとなっています。※1
ちなみにワープロオペレーターというのは、パソコンのワープロソフトなどを使って文章やデータ入力などを行う、いわゆる事務職のようなものです。
販売員の平均年収(一番左)が、看護師やエンジニアなど専門職に比べて低くなってしまうのは仕方ないかもしれませんが、事務職よりもやや低くなっているのが現状のようです。
今回は「販売員」というくくりでみているので、必ずしもアパレルの販売員というわけではありませんが、
そもそも販売員という職種自体が、給料が低い傾向にあることがわかったのではないでしょうか。
アパレル店員の給料が低い理由


ではなぜ、アパレル店員の給料はこのように低くなっているのでしょうか。
理由は、薄利多売(安いものをたくさん売る)というビジネスモデルです。
皆さんも、いいものを安く買いたいという気持ちがありますよね。
それにアパレルでは、セールをして安く売ったりすることも多々あると思います。
これが、給料が低くなる1つの要因で、考えるべきポイントが2つあります。
- 薄利(商品の単価が低い)→ 利益が少なくなる
- 多売(たくさん売らないといけない)→ 忙しい&人が必要になる
企業は利益を上げなければいけません。
ですが、薄利多売というビジネスモデルだと、まず商品の単価が低いので、そもそも利益が上げにくいです。
そうすると、人件費を一定に抑えることで、利益を出すようになります。
また、薄利多売のビジネスモデルでは、利益率が低くてもたくさん売れば利益は大きくなります。
そのために多くのお客様にたくさんの商品を売る必要があるのです。
しかし、その分セールなどでは忙しくなるので、
- 顧客対応や品出しなどのために人を雇わなければいけない
- でも人件費も抑えないといけない
という状況になるのです。
もちろん、ブランドや企業ごとのビジネスモデルによって異なり、これは極端な例ではあります。
高単価の商品を扱っているブランド、いわゆるハイブランドだと、給料がいいこともあると思います。
しかし最近はファストファッションのお店も多く、比較的多数の人が、上記の例に当てはまるのではないでしょうか。
年収アップの方法について


ではアパレル店員はどのように給料や年収をアップさせたらいいのでしょうか。
結論から言うと、「転職しつつキャリアアップすること」です。
大きく2つのパターンがあります。
- 業種(ブランド)を変える
- 職種を変える
業種(ブランド)を変える
業種を変える際にポイントになるのは、高単価の商品を扱っている企業やブランドの販売員になるということです。
例えば、腕時計、財布、バッグ、宝石などを扱っているラグジュアリーブランドなどです。
あとは先ほども少し書きましたが、ハイブランドも当てはまります。
理由は簡単で、1点が数万円もするような商品を売るブランドであれば利益率がいいので、結果的に給料もよくなる傾向があるからです。
「薄利多売」ではなく「少売多利」といった感じですね(僕の造語ですけど笑)
アパレルでもいいのですが、その場合、価格帯や顧客の年齢層が高いブランドに転職するのがオススメです。
将来性を考えたときに、20代をターゲットしているようなブランドだと、自分が30代や40代になった時に店頭に立っていると明らかに場違いで、ギャップを感じますよね。
なので、自分の年齢とあうようなブランドに転職していくのがベストだと思います。
職種を変える
販売員から別の職種に転職するパターンを紹介します。
最初のグラフでも解説しましたが、そもそも販売員という職種自体が、給料が低い傾向にあります。
もしこれを読んでいるあなたが、まだ20代くらいで若いなら、早いうちに別職種に転職するのも1つの手だと思います。
僕はそのパターンで、アパレルを退職して、現在はWebサイトを作ったり運営する仕事をしています。
求人サイトや転職エージェントで調べてみると、意外と自分の求めている求人があったりします。
例えば、リクナビNEXT など求人サイトで下記のように検索をかけます。(登録のまだの方は5分程度終わるので、サクッと登録しちゃいましょう)
- キーワード:事務職 20代 未経験
- 職種:一般事務
- 勤務地:東京
- 年収:501万〜
などで検索すればそれにあった求人が表示されます。


10件の求人がヒットしました(求人は常に変動するので、違う場合もあります)
まずは、少しでも興味のある仕事で検索してみればOKです。
転職を成功させるには「情報」と「機会」が必須


最後に転職に重要な2つのポイントを紹介します。
それは、「情報」と「機会」です。
「情報」がないと自分の状況をきちんと把握できませんし、「機会」がないと今の仕事を5年後も10年後も続けることになるからです。
例えば、情報が少ないと、今やっている仕事が大変だとしても、それが当たり前だと思い、続けていくことになります。
あなたと能力や年齢がそこまで違わない人たちが、短い労働時間で、より稼いでいたとしてもです。
稼げる人たちは、稼げる仕事を見つけて、チャンス(機会)を上手に利用しています。
だからこそ、今後私たちが稼げる仕事をするためには、機会を逃さないようにすることが大切です。
情報と機会の見つけ方
結論としては、どちらも自ら探しに行くことです。
具体的な手段としては下記の2パターンです。
- リクナビ などの転職サイトで自分で求人を探す
- リクルートエージェント などでエージェントにオススメの求人を紹介してもらう
まずは自分で求人を探してみたい人ならリクナビ 、
手っ取り早く自分に合う求人を知りたいという方はリクルートエージェント が合っているとはず。
自分に合う方で進めていくと良いでしょう。



まとめ:年収を上げるためには情報と機会が大切
まとめです。
- アパレル店員や販売員の平均給与は低い傾向
- 転職のポイントは「業種(ブランド)」か「職種」を変えること
- 情報を集めて機会を見逃さないようにしよう
正直、これからはアパレルに限らず、自分のキャリアをきちんと考えないといけない時代です。
副業も解禁されたり、多様な働き方が出てきている状況なので年収を上げるためには、自ら動いていく必要があります。
逆に自ら動けば年収アップの可能性も大きくなるはず。
また、下記の記事でアパレルから転職する際の書類(職務経歴書・履歴書)の書き方のポイントもまとめているので、ぜひ合わせて御覧ください。
この記事が、少しでも参考になれば幸いです。
それでは。
※1:平成30年賃金構造基本統計調査の職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額から、企業規模計(10人以上)のきまって支給する現金給与×12ヶ月+年間賞与で算出