- アパレル販売員や店長から転職をしたい
- アパレル経験の強みや、アピールするべきことって何だろう?
- 未経験の職種に転職する際に何を伝えれば良いか知りたいな
こんな悩みに答えます!
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どうも、ぺんです!
筆者の経歴
新卒でアパレル店員 → 第二新卒でインターネット広告代理店に転職 → IT企業にマーケティングとして転職
僕は新卒で入社した大手アパレルを3年で退職し、現在はIT業界で働いています。
未経験業界への転職でしたが、アパレルで働いていたときの経験の中から、転職先で活かせるポイントをきちんとPRしたことで、内定を頂くことができたと思っています。
実際、アパレルからの転職で、職務経歴書や履歴書にどんな自己PRや強みを書けばいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
内定をもらうためには、自分の強みを相手にわかりやすく伝えることが大切です。
自分の経験やスキル、どのように企業に貢献できるかをきちんと伝えることができれば、内定に近づくことができます。
この記事では、僕自身の経験も踏まえて、アパレルで働いて得られる強みをリストアップし、伝え方のポイントもまとめました。
- 販売員・店長職として転職したい人
- 未経験の仕事に転職したい人
どちらの方も参考になると思います。
また、記事の後半では各職種に応募する際の、自己PRの例文を載せています。
この記事を読むことで、転職時の職務経歴書や面接での、自己PRが具体的にイメージしやすくなるはず。
ぜひ参考にしてみてください。
自己PRの完成度を高めたい方へ
自己PRに関して、もちろん自分自身で考えて作成するのも良いですが、転職エージェントに見てもらうことで完成度をあげることができます。
僕も転職活動を2回していますが、毎回エージェントに履歴書と職務経歴書を添削してもらった上で、書類を提出し面接に望みました。
今まで働いて身につけたことを転職したい業界や職種に合わせて、上手にPRにするためには客観的な意見をもらうことも大切なので、ぜひ本記事と合わせて、エージェントも上手に利用してみてください。
もちろんすぐに転職予定のない方でも使えますし、無料です。
※ちなみに転職エージェントは使ったからといって、必ずしもそのエージェント経由で転職しないといけないわけではありませんのでお気軽にどうぞ。
- リクルートエージェント
→ 求人数が多いのでいろんな選択肢から企業選びやすい。非公開求人が多いのでエージェントに登録して紹介してもらうと良い。
- マイナビエージェント
→ 第二新卒や20代~30代前半など、転職経験が少ない方向け。個人的に初めて転職する人にとてもおすすめ。
- DODAエージェント
→公開求人が多いのでとりあえず登録しておくと良い。エージェントとしてではなく、転職サイトとして使うだけでも良い。
ちなみに個人的にはリクルートエージェントにすごくお世話になりました。担当の方もかなり親身になって頂いたので、おすすめしておきます。
目次
アパレル経験の強み

僕はアパレル販売員や店長を経験することで、大きく2種類のスキルが身につくと考えています。
下記の2つです。
- 店頭での販売に関わるスキル
- マネジメントに関わるスキル
上記のがアパレルの経験者にとって強みになります。
販売に関わるスキルがつく人もいれば、両方のスキルがつく人もいるはず。
マネジメントのスキルはあるに越したことはないですが、無くても大丈夫だと思います。ご心配なく。
両方とも専門性が高いスキルではありませんが、社会で働いていく上で、非常に重要なヒューマンスキルだと考えています。
次に、この2つのスキルについて、深掘りして紹介していきます。


店頭での販売に関わるスキル

まず、「店頭での販売に関わるスキル」では、大きく3つの力があると考えています。
下記の3つです。
- 接客販売スキル
- 業務を効率化するスキル
- 気づき力(注意力)
上記の3つについて「アピールする際のポイント」を押さえながら、紹介していきます。
自分に当てはまりそうな項目から読んでもらえるといいかと思います!
接客販売スキル
接客販売は、店舗の売上や、お客様満足に直結する重要な仕事です。
お客様に商品を買ってもらい、満足してもらうには、ただお客様と会話して商品を紹介すればいいだけではなく、
- お客様が求めているニーズをキャッチする
- それに合わせて最適な商品を紹介する
- 「自分に合う!」と感じてもらい、購入に繋げる
など、様々なプロセス踏む必要があります。
そのために、コミュニケーション能力を磨いたり、商品知識をつけたりするはず。
これは立派なスキルですし、あなたの強みになります。
そしてこの強みは、アパレル以外にも他の小売業やブランドで発揮できるものです。
アピールのポイント
- 売り上げを向上するために努力したエピソードを話す
- お客様に満足してもらうためにしていたことを話す
アピールの際に重要なことは「具体的なエピソードを話すこと」です。
例えば、お客様に接客するためには様々な知識が必要となりますよね。
そのためには、自社ブランドの良さや弱みだけでなく、世の中のトレンドをキャッチすることも必要があると思います。
そういった情報をインプットするために、ファッション雑誌を読んだり、きちんと自社の商品のラインナップに詳しくなったり、どういう風に組み合わせるといいかなどを考えてきたはずです。
このように、商品をお客様に満足して買ってもらえるように自分なりに努力してきたことを、具体的に話せるようになるといいと思います。
業務の効率化する力
アパレル販売員は、非常にハードな仕事です。
業務の内容が多岐にわたり、レジ打ち、試着室での対応、品出し、レイアウト、清掃など様々です。
しかもそれらを、お客様に気を配りながら行う必要があるので、必然的に業務を効率化することが求められます。
仕事をいかに効率よく進められるかという視点は、他のどの職種にも通用するスキルになります。
アピールのポイント
- 仕事の中で自発的にやったことをアピールできるとGood!
- 具体的に実践した内容や、実績に繋がった経験をアピールしよう
特に重要なポイントは2つあります。
それは「自発的にやったこと」と「実績との関連性」です。
両方あればベストですが、1つだけでもOKです。
まず1つ目の「自発的にやったこと」に関しては、【自ら仕事での課題に気づく→改善するための行動をする】、こういった経験が高く評価されます。
小さなことでもいいので、自分なりに仕事の中で、成長したことを振り返ってみてください。
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2つ目の「実績との関連性」に関しては、「売上が上がった」や「客数が増えた」など数値で表せる内容がいいと思います。
ただ注意点としては、アパレルは自分がやったことと実績の直接的な関係性が見えにくい仕事です。
例えば、売上にしても、店舗での施策以外にも、天気や気温などの外的な要因にも影響されますよね。
なので、直接的な因果関係は言えないことは前提に「自分なりに実績を上げるためにどうしたか」を伝えることが大切です。
気づき力(注意力)
店頭で販売員として仕事をしていると、商品を売るための気づきが生まれます。
- 「お客様が買いやすくするためには、もっとこうした方が良いのではないか」
- 「今売れている商品は在庫がもっとあれば、もっと売れるのではないか」
といった気づきです。
特にECの売上が増えている昨今では、実店舗でのお客様の様子やお声は、大切な一次情報になります。
このような一次情報に敏感に反応することができれば、商品を「売る」という部分で特に強みになると思います。
他のブランドや業界にいっても、強みとして活かせると思うので、積極的にアピールしましょう。
アピールのポイント
- 「気づき」から売上に繋がるような行動をしたエピソードを伝えるようにしよう
- ここも具体的な数字があるとGood!
こちらもアピールのポイントは「内容を具体的にすること」と「数字を使うこと」です。
例えば下記のエピソードなど。
ファッション誌のトレンドだとボアアウターが人気だったけど、自分の店舗だと別のアウターが人気だったことに気づいて、仕入れの内容を変更した。結果として、余分な在庫が削減できたし、他のアウターが予定より1.3倍売れた。
こういった感じで、ファッション誌で情報をインプットしていること、情報と現実を比べていること、結果にコミットしたことなどの内容が伝わればOK。
ただ、実際問題在庫などの権限は店長が持ってたりするので、気づきを店長と共有したりしていればOKだと思います。
マネジメントに関わるスキル

次に「マネジメントに関わるスキル」について紹介します。
下記の3点を深掘りします。
- 目標達成への分析力と実行力
- 人材育成の経験
- 商売視点を持った仕事をする力
こちらも「アピールのポイント」を押さえながら、紹介していきます。
目標達成への分析力と実行力
店長・副店長や店長候補の経験がある人は、「目標を達成するための分析」と「それに対するアクション」を行いますよね。
いわゆるPDCAのような感じです。
全ての仕事の土台なるような、スキルや経験なので、強みとして活かすことができると思います。
伝える際には、抽象的な話にならないようにするのがポイントです。
下記の意識すると良いと思います。
- 分析と実践した内容の具体性
- 結果がどうだったのかの分析
- 実績に繋がっているとなお良し
といった感じです。
伝え方のポイント
- 抽象的な話ではなく、具体的に相手に伝える
- 相手が聞きたいのは、「転職してからも、そのスキルが活かせるかどうか」という点
マネジメント経験は、他の企業でも重要なスキルです。
ただ、そのためには「転職先でも活かせること」を伝えることが大切だと考えます。
志望企業でどのように活かすことができるのか、企業分析をきちんと行なった上で、自分なりの考えを具体的に伝えられるといいと思います。
人材育成・採用の経験
人材育成は、目標達成のために、組織を安定、成長させるための重要な業務です。
店長になると、スタッフを直接育成したり、育成できる人を育てるなど、長期的な視点で物事を見て行動することができます。
それに加えて、採用する側の経験もあると思うので、組織のマネジメントするスキルが身についているはずです。
特にアパレルでは若い店長も多いので、他の企業と比べて、若いうちからマネジメント経験をしていることになります。
これは十分に強みになるので、人を育てることが好きな人や得意な人は積極的にアピールしましょう。
伝え方のポイント
- 育成経験・採用での成功・失敗談などがあれば具体性が増す
- 例えば採用経験の説明では、あなたが相手を見る際のポイントなどを説明できるとGood
特に育成や採用は、企業の土台となる部分なので、非常に重要視されるはず。
成功体験だけでなく、どんな失敗をしてきて、どのように改善してきたかを具体的に話せると、面接官もイメージが湧きやすくなると思います。
また、人を見る目がとても重要なので、採用や育成の際にどういう点で相手をみているか、評価しているかなど、具体的なポイントを伝えるとGoodです。
商売視点を持って仕事をする力
売上目標達成とも繋がる部分がありますが、
- 何が売れるか
- 何が売れないか
- なぜ売れるのか
- なぜ売れないか
など、日頃から商売の視点を持って仕事をしていることはかなりの強みです。
なぜなら、
- 外部要因(天気、気温、イベント、トレンドなど)
- 内部要因(売れ筋が店頭にあるか、商品配置がわかりやすいかなど)
を含めて、様々な視点から、分析して実行する力が付いているからです。
業種、業界問わず、様々な分野で活躍できる経験だと思います。
アピールのポイント
- 特に【実績】と【その実績を上げるために実行したこととその理由】を伝えることがポイント
- 受ける企業をしっかりと分析して、自分がどのように貢献したいか説明できるとGood
商売視点ということで、これまでの経験を数字を使いながら、論理立てて、簡潔に相手に伝えることが大切。
と同時に、相手の企業や業界についても、IR情報などを含めて企業分析していることは求められると思います。
その上で、自分がどういったポジションで、どんな働きをしたいか伝えられるとGoodです。
【職種別】自己PRの例文を紹介

ここからは、各職種に転職をする際の、自己PRの例文を紹介していきます。
いくつかの職種を分けて紹介しています。下記です。
- 「販売員」(別ブランドや業種など)に転職
- 「事務職」に転職
- 「マネジメント職」に転職
あなた自身の志望に近いところからチェックしてみてください。
人気記事【アパレル転職】職務経歴書の書き方。企業に刺さるポイントを紹介。「販売員」(別ブランドや業種など)に転職
アピールポイント:コミュニケーション力
私の長所は、相手のニーズを汲み取り、それに応じた商品を案内できる提案力です。販売員の経験から、効果的な提案には2つのポイントが大切であることを学びました。1つ目は「相手の求めていることを具体的にしてあげること」です。お客様は自分の欲しいものをぼんやりとはわかっていますが、具体的なイメージにはなっていないことが多かったので、いくつか質問をしながら欲しい商品をより具体的にして、お客様自身にもイメージしてもらうようにしました。2つ目は「情報量」です。具体的になったニーズに対して、適切な商品を提案するためには知識が必要なので、日頃から雑誌でトレンドを勉強したり、新商品はいち早く試着するなどの工夫をしていました。結果として、提案力が付き、店舗の売上も前年比の105%を達成することができました。この経験から培った、相手の話を聞く力や提案力を、貴社に入社後も活かしていきたいと思います。
「事務職」に転職
アピールポイント:与えられた業務を着実にこなす力
私は業務を正確に素早く実行する力があります。アパレル販売員の仕事では、例えば、レジでは正確さ、丁寧さ、スピードが重要ですし、店頭でも素早く綺麗に商品を陳列することが求められます。そのため、各業務をどの手順でやればミスなく素早くできるかを考えながら行動していました。その結果、店舗では売場担当のリーダーとなり、お店の売上も前年より10%伸ばすことができました。販売員として身につけた正確さとスピードを強みに、貴社に貢献していきたいと思います。
「マネジメント職」に転職
アピールポイント:営業経験やマネジメントの実務経験
売上や利益目標を達成するために、どこに手を打つべきか分析したり、結果に繋がるようなアクションを行える点が強みです。具体的には、前職で1年間店長を務めた際に、売上構成比の高いウィメンズで、さらに売上を伸ばそうと考え、売場作りを重点的に行いました。客単価前年比105%を狙った施策を考え、組み合わせで買ってもらえるように、コーディネートと商品配置を工夫しました。また、1週間ごとに売れ筋の分析を行い、シーズンのピークで売上が最大化できるように在庫を揃えました。結果として、客単価は前年比108%になり、売上全体に貢献できました。このような分析する視点と実行力を強みにし、貴社に入社して際にも、目標に対してコミットしていきたいと思います。
補足:自分の書いた自己PRが不安な人へ
自己PRでの大切なことは、自分の経験してきたことやそこから得られた強みを相手に伝わるように書くこと、話すことです。
しかし、自分だけで自己PR文を考えると、それが相手にちゃんと伝わるかどうか不安になることもあるかと思います。
自信がないまま書類提出や面接に望むと、それこそ自己PRが中途半端になって結果が振るわないという可能性もあります。
なので、初めて転職する方は転職エージェントなどを利用して、自己PRをはじめ書類全体や面接対策をしてきちんと準備して転職活動に望むほうが得策です。
「転職エージェントの存在は知ってるけど、よくわからないから使ってない」という人もいますが、正直そんなに難しいサービスではありません笑
登録すると最初にキャリアアドバイザーと簡単な面談みたいなものがあります。
それをやってみて「なんか合わないな」と感じたら、利用しなければいいだけなので、試しに登録してみることには特にデメリットありません。
あと普通に転職エージェント利用してても、最終的に自分で直接受けた企業に行くでも問題はないです。
おすすめの転職エージェント
リクルートやマイナビなどは特にサポートが手厚いですし、大手でもあるので安心して利用できるかと思います。
また、「今の世の中の状況で転職するのってどうなんだろう」と不安な人も、いろいろ相談できると思います。
実際に今の転職市場はどうなのか、転職は待ったほうがいいのか、普通にできるのかみたいな部分とかですね。
そういった点も踏まえていろいろと相談することもできますよ。
「自己PR書いてみたけど、これでいいか少し不安だな…」「今の状況での転職活動あんまり自信ないな」という人はぜひ利用してみてください。
個人的に一押し(お世話になったとこ)の、リクルートエージェントは下記から見れます。
大手のエージェントで求人数も多いので、自分の希望にあったものが見つかりやすいと思いますし、書類のフィードバックも手厚いと思います。
それ以外のエージェントも含めて検討したい方はこちら。
まとめ
アパレルでは専門的なスキルは身につきませんが、どの職種にも必要なヒューマンスキルや、仕事を円滑に進めるための土台となるような力が身につきます。
転職経験がないと不安なこともあると思いますが、自分の経験したことに自信を持って伝えることが大切です。
また、自分が考えた文章や内容は、他の人にも見てもらい、客観的にチェックしてもらうことで、より良いアピール文になります。
友人や家族に相談してみたりするのもいいでしょう。
転職エージェントに登録している人は、積極的に添削をお願いすると良いと思います。
職務経歴書だけでなく、面接対策もしてくれます。
ぜひ、しっかりとした対策を行なって、転職活動を進めてくださいね。
それでは!
転職を少し考えはじめてるという方へ
最後に改めてですが、簡単に僕が利用したことのある転職エージェントの紹介です。
転職の際はエージェントに履歴書と職務経歴書を添削してもらった上で、書類提出し面接に望みました。
下記のエージェントはどれもテレビCMしてるくらいには有名ですし、1つくらいは登録していて損はないかなと思います。
もちろんすぐに転職予定のない方でも使えます。無料です。
- リクルートエージェント
→ 求人数が多いのでいろんな選択肢から企業選びやすい。非公開求人が多いのでエージェントに登録して紹介してもらうと良い。
- マイナビエージェント
→ 第二新卒や20代~30代前半など、転職経験が少ない方向け。個人的に初めて転職する人にとてもおすすめ。
- DODAエージェント
→公開求人が多いのでとりあえず登録しておくと良い。エージェントとしてではなく、転職サイトとして使うだけでも良い。
転職はすぐにできるものでは無いので、思い立った時に準備を進めておくのが大切ですね。なので個人的には、本格的に転職活動を始める前に登録しておくのがおすすめです。
よかったら利用してみてくださいね。