自分に合う仕事がわからないのは当たり前。理由と解決方法を解説【経験談】

  • 今の仕事が自分には合わないと感じる
  • 転職も考えてるけど、自分に合う仕事がわからない
  • どうやったら自分に合う仕事を見つけられるんだろう

こんな悩みに答えます!

どうも、ペンギンです!

今回は、「自分に合う仕事がわからない」という人向けの記事を書いていきます!

仕事は人生の中で大きなウェイト占めますよね。だからこそ、自分に合う仕事をして充実した毎日を送りたいと感じる人は多いはず。

僕も過去に仕事が合わずに、退職し、フリーランスになったこともあります。

しかし、いざ自分のやりたいことや、自分に合う仕事を考えても、「あれ、自分に合う仕事ってなんだろう」と迷ってしまう人も多いと思います。

自分に合う仕事がわからないのには、1つの理由があります。

それは「自分に合う仕事探す過程で、いくつもの勘違いをしているから」です。

1つ例を上げると、今の世の中、適職診断などのサービスが豊富にあり、

「あなたは研究職・開発職に向いています」
「あなたは皆んなを引っ張るリーダータイプです」

のように、あなたにおすすめの職業を紹介してくれます。

しかし、これらは実際にどのくらい当たるかは保証されていません。

ですから、当たる可能性が保証されていないサービスを頼りに自分の適職を探そうと思っても、それはただの勘違いである場合が多いのです。

そこでこの記事では、下記の2つについて解説していきます。

  • 自分に合う仕事を探す上で、犯しがちな勘違い
  • 自分に合う仕事に近づくための3つのステップ

この記事を読むことで、ぼんやりとしか考えられていなかった、自分に合う仕事のイメージが鮮明になっていくと思います。

参考書籍

目次

自分に合う仕事を考える時に気をつけるべきこと

自分に合う仕事を考えるときに気を付けること

多くの人が自分に合う仕事を探すときに、下記のような項目を検討するのではないでしょうか。

  • 自分の好きなこと
  • 自分の適性に合う仕事
  • 年収・給与
  • これから伸びる職種や業界
  • 職場環境・企業風土

例えば上記です。

しかし悲報なのですが、これらは仕事の幸福度とは関係ない要素ばかりです。

科学的な適職」から、引用します。

現時点で多くの研究が「人間の幸福とは関係ない仕事の要素」について信頼性の高い答えを示しており、まとめると大きく7つに分けられます。

❶好きを仕事にする
❷給料の多さで選ぶ
❸業界や職種で選ぶ
❹仕事の楽さで選ぶ
❺性格テストで選ぶ
❻直感で選ぶ
❼適性に合った仕事を求める

いずれもよく見かけるアドバイスですが、残念ながら、これらの行動はすべて大間違い。短期的には喜びの感覚を与えてくれても、長期的な人生の満足度にはなんの関係もないどころか、ヘタをすればあなたを不幸に落とし込みかねません。

鈴木祐. 科学的な適職 Kindle版.

上記の通りです。

なんともな結果ですが、この研究結果はメタ分析をはじめ、信頼性の高い研究を用いた結果でして、概ね当たっていると考えていいはず。

大卒・新卒で就職活動の際に、適性診断などを使い自己分析をして就職した人も多いはずですが、現状の仕事に満足できている人は少ないのではないかと思います。

逆に高卒でも、自分の考えを持って、意思に従って進路選択をしてきた人の方が、幸せに生きている気がします。

自分に合う仕事に近づくため3つ方法

自分に合う仕事に近づく方法

ここからは、自分に合う仕事に近づくための3つの方法について解説します。

  1. 視野を広げる
  2. 仕事の満足度に関わる要素を知る
  3. 仕事の満足度に関わる要素を最大化する

具体的に解説していきます。

①仕事選びの視野を広げる

自分に合う仕事が見つからない理由は、先ほど紹介した勘違いと「視野狭窄(視野が狭まっていること)」が原因です。

例えば、科学的根拠の乏しい適性診断を安易に頼ったり、これから伸びる業界などをきちんと調べずに鵜呑みにしてしまうと、視野が狭まりがちです。

  • 「なんとなく開発職が向いていそうだな」
  • 「接客業は向いてない」
  • 「プログラミングの時代だな」

例えば上記です。

ではどうすればいいかというと、ある程度科学的根拠に基づいた、仕事や人生において幸福度を上げる要素、下げる要素を軸に企業選び、職選びをすることです。

②仕事の満足度に関わる要素を知る

ここからは具体的に、仕事の幸福度を上げる要素、下げる要素について紹介します。

少し項目が多いですが、ご了承ください。

仕事の幸福度を上げる要素

研究により明らかになっている項目で、7つあります。

❶自由:その仕事に裁量権はあるか?

❷達成:前に進んでいる感覚は得られるか?

❸焦点:自分のモチベーションタイプに合っているか?

❹明確:なすべきことやビジョン、評価軸はハッキリしているか?

❺多様:作業の内容にバリエーションはあるか?

❻仲間:組織内に助けてくれる友人はいるか?

❼貢献:どれだけ世の中の役に立つか?

鈴木祐. 科学的な適職 Kindle版.


これらの要素を満たさない仕事は、たとえ年収が高くても、憧れの仕事であっても、最終的な幸福度は上がらないと、当書では言われています。

仕事の幸福度を下げる要素

仕事の幸福度を下げる要素は下記の8つです。

❶ワークライフバランスの崩壊

❷雇用が不安定

❸長時間労働

❹シフトワーク

❺仕事のコントロール権がない

❻ソーシャルサポートがない

❼組織内に不公平が多い

❽長時間通勤

鈴木祐. 科学的な適職 Kindle版.

上記の通りです。

これらの項目は幸福度に与えるダメージが大きい順に並んでいます。

個人差はあると思いますが、概ねワークライフバランスが崩れることが一番幸福度を下げる原因になります。

③仕事の満足度に関わる要素を最大化する

上記で、仕事の幸福度を上げる要素と下げる要素について紹介しました。

しかし、正直なところ、これらを全て満たす仕事を見つけたり、就職したりするのは難しいです。

なので、ここからは仕事の幸福度を最大化するための具体的な方法として、「プロコン分析」という方法を紹介します。

プロコン分析は、何かの意思決定の際に使われるとてもシンプルな方法です。

例えば「仕事をやめて転職すべきか」「今の仕事で頑張るべきか」などを決める際に役立ちます。

ちなみに、プロはメリットという意味で、コンがデメリットという意味です。

プロコン分析の方法

プロコン分析は下記の3ステップで行います。

  1. 意思決定したいことを書く(悩んでいること)
  2. 決めるに当たってのメリットとデメリットを記入
  3. メリット・デメリットの重要度を採点する

上記の流れで行います。

僕が実際に転職活動の際にやった例を元に解説します。

わかりにくいかもですが、画像の手順です。

割とシンプルなはず。

手順のポイントや注意点を解説します。

①意思決定したいことを書く(悩んでいること)

僕の例だと、「仕事を辞めてフリーランスになりたい」という悩みです。

他にも下記のような例もありです。

  • 仕事を辞めて転職したい
  • 退職して留学したい
  • 部署異動したい

今1番悩んでいることを書けばOKです。

②決めるに当たってのメリットとデメリットを記入

仕事を辞めてフリーランスになるメリットとデメリットを書いています。

ポイントは、出来るだけ漏れなくリスト化すること。

意味合いが重複する項目が出てくるかもですが(例えば、「自分の興味のあることに使う時間が増える」・「専門性を学ぶ期間を作ることができる」など)、気にならなければそのままでOK。

気になるなら一緒の項目に入れましょう。

③メリット・デメリットの重要度を採点する

重要度の点数は、最重要を5として、そうでくなるに連れて数字を小さくします。

点数は自分の主観で付けてOKですが、先ほど紹介した「仕事の幸福度を上げる要素・下げる要素」もぜひ参考にしてみてください。

最終的に点数を合計して、選択を行います。

僕の場合、仕事を辞めてフリーランスになる方がメリットが大きかったので、辞めました。

意外と、自分の悩みに対して、このようにわかりやすく可視化して、検討する人は少ないです。

選択するときの自分自身の納得度も上がると思うのでぜひ試してみてください。

まとめ

まとめです。

仕事が見つからないと悩んでいる人がすべきことは下記。

  1. 視野を広げる
  2. 仕事の満足度に関わる要素を知る
  3. 仕事の満足度に関わる要素を最大化する

仕事は自分の人生で多くの時間を占めます。

自分に合う仕事は簡単には見つかりませんが、少しでも近づくことはできます。

ぜひプロコン分析も試してみて、悩みを具体的に解決するようにしてください。

それでは

参考書籍:科学的な適職

この記事は「科学的な適職」という書籍を参考に書いています。

この記事で紹介した内容を、より深く理解したい方はぜひこちらの本も合わせて読んでみてください。

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