この記事では、Googleオプティマイズのインストール確認の際に、アナリティクスでページビューのヒットが送信されないと表示されるとき(Googleアナリティクスでビューは計測されているはずなのに)の対処法について書いていきます。
結論としては「Chromeの拡張機能が邪魔をしているケースがある」です。
では、詳細について記載していきます。
アナリティクスのページビューが送信されない理由
Googleのオプティマイズを使って、A/Bテストやリダイレクトテストを行う際には、Googleアナリティクスとオプティマイズを連携させる必要があります。
連携したあとには、実際にきちんと対象ページにオプティマイズが設定されているか検証するわけですが、インストールを確認する際にエラーが出ることがあります。
具体的なインストール手順は、下記のGoogleのオプティマイズヘルプのページを参考にすれば問題なくできると思います。
▼オプティマイズをインストールする:オプティマイズをウェブサイトに追加する方法
https://support.google.com/optimize/answer/7513085?hl=ja&ref_topic=6197443
しかし、上記のページのとおり実施しても、エラーが出ることがあります。僕自身、下記のエラーが出て、トラブルシューティングに1時間ほど費やしました。
このページでは、Google アナリティクスにページビューのヒットが送信されていません。サイトの利用状況を測定することや、オプティマイズ テストのパフォーマンスを確認することができない状態です。アナリティクス トラッキング コード(analytics.js または gtag.js のいずれか)を正しく設定してください。
実装状況の診断:オプティマイズが適切に設定されていることを確認する際に使用する、一連の診断です。
https://support.google.com/optimize/answer/7577190?authuser=0
実際に、Googleアナリティクスではページビューが計測されていたので、アナリティクスは正常に動いるはずで、トラッキングコードも問題なく入っています。
では原因は何だったのかというと、「Google Chromeの拡張機能が邪魔していた」ことでした。
原因の拡張機能は「Google Analytics オプトアウト」というもの。
ブログ運営などをしている場合、自分のアクセスを手軽に除外できるので、この拡張機能をインストールしている人もいるかと思います。
この拡張機能の説明を読んでみると「Google Analytics の JavaScript (ga.js) と連携して Google Analytics に情報が送信されないようにします。」と書かれています。
これがあることで、Googleアナリティクスのページビューが問題なくてもそのビューデータが正常に送信されなくなっているということです。
この拡張機能を無効化すると、無事オプティマイズのインストール確認のエラーが消えました。
同様のエラーで悩んでいる人は、今一度自分の拡張機能をチェックしてみてください。上記の拡張機能以外にももしかしたら、Googleアナリティクスのビューに影響を与えるものもあるかもしれませんので。(アドブロック系など)
ここまでできれば、A/Bテストやリダイレクトテストが実施できるようになると思いますので、実際にLPの改善を進めていっていただければと思います。